日刊工業新聞より
ダイナコム かかりやすい病気をチェックするソフト発売
【千葉】ダイナコム(千葉市美浜区、藤宮仁社長、043・213・8131)は、健康診断のデータや生活習慣に関する情報を解析し、病気の再発などの予測モデルを作成できるソフトウエア「ヘルスケッチver3」を1月に発売する。臨床現場の医師などに向けて、専門知識がなくても簡単に操作できるよう機能を強化した。価格は60万円。従来版のユーザーは半額。初年度100本の販売を目指す。
「エクセル」やテキスト形式のデータファイルに対応。タブ区切りやカンマ区切り以外のファイルでも、プレビューで確認しながらデータを取り込むことができる。一般の患者を対象にしたデータ収集でしばしば生じるデータの“ぬけ”(欠測値)を統計学的に問題のない形で補完する機能も搭載した。
同社製のソフト「スニップアライズ」との連動も可能。病気に対するかかりやすさを決定づける遺伝子(※多型)の有無など、遺伝的解析を盛り込んだ予測モデルが作成できる。
※弊社追記。多型とは、個人によってDNAの配列がわずかに異なる多様性のこと。