ダイナコム 遺伝子の特異部分抽出 オリゴDNA設計システム開発

2003/06/06

日刊工業新聞より

ダイナコム 遺伝子の特異部分抽出 オリゴDNA設計システム開発

【千葉】ダイナコム(千葉県茂原市、藤宮仁社長、0475・25・8282)は、遺伝子の特異的な部分を抽出したオリゴDNA(デオキシリボ核酸)の設計システム「プローブクエストV2.0」を開発、6日に発売する。価格は350万円。初年度20セットの販売を目指す。同システムを利用した受託設計、同社サーバを使ったネットワークサービスも提供する。

新システムは、特定のDNAを化学反応によって増幅させる「リアルタイムPCR」という方法を行う場合、補完的な役割を持つプライマー(ヌクレオチド鎖)を設計する機能を備えた。遺伝子配列の中から特異的な部分を自動検出するため、最適なプライマー設計が可能。1日に約1000遺伝子を処理できる。

従来、遺伝子研究に重要な役割を持つ「Tm」と呼ばれるDNAが結合する際には、温度によってTmの頻度分布にバラつきが出ていた。同社は一定の温度で高頻度に分布させるための設計システムを構築。ラットの遺伝子では、ある温度の±0.5度C以内でTmの頻度が96%となった。

同システムは、DNAチップ設計の支援にも役立つことから、遺伝子の発現を研究する大学、研究機関などに売り込む。