研究室情報管理ソフト Lab Secretary®

Lab Secretary®(ラボセクレタリー)

Lab Secretaryは、大学の研究室や研究所などでの研究データを簡単に管理・共有することができるソフトです。 小規模なLIMSとしても活用して頂けます。

細胞株やプラスミドDNA、抗体、プライマーなどの研究用リソース情報に加え、実験結果や調査した論文、 さらに試薬などの情報をこのソフト1つで管理・共有することができます。

また、カスタマイズ機能で これら以外の情報(植物データなど)も管理できるようになり、研究にあわせて自由にご利用できます。

製品情報

Lab Secretaryとは

LabSecretaryは、研究室関連情報の管理を行うためのソフトです。研究室(部署)の研究員、技術員・学生が管理している細胞、抗体、プラスミド、プライマー、論文、実験結果、試薬の情報を、研究室(部署)の共有情報として一括で管理できます。シンプルな操作性、アクセス性の向上を実現しています。日本語の使用が可能であり、スタッフフレンドリーな製品となっております。

こんな研究室におすすめ

“研究データ・リソースの増加でデータを整理できない”、“研究員の異動・学生の卒業にともないデータやリソースがどこかに埋もれてしまう” などでお困りの研究室。LabSecretaryを使って、研究データやリソースをすっきり管理してみませんか?

ご利用いただいている研究機関

東京大学、京都大学、大阪大学、名古屋大学、九州大学、北海道大学、東北大学、筑波大学、慶応大学、中部大学等、多くの大学、企業の研究室でご利用いただいています。

Lab Secretaryシステム概要

Lab Secretaryのシステム概要は以下のようになっております。研究室のパソコン1台だけにインストールしていただければよく、あとは自分のパソコンからインターネットエクスプローラーなどの使い慣れたブラウザを用いてデータの管理ができます。現在お手持ちのコンピュータをデータ管理用マシンとして用いることができ、安価に研究室関連情報の管理を行うことができます。

主な特長

研究室のパソコン1台だけにインストールすればOK。ブラウザを使って簡単操作。

ChromeやSafariなど、普段ご使用されているブラウザを使って、情報の登録・閲覧が簡単に行えます。コンピュータごとにソフトをインストールする必要がなく、手間がかかりません。研究室のネットワーク内であればどこからでもアクセスできますので、自分のパソコンからいつでも好きなときにデータの管理を行うことができます。

細胞、抗体、プラスミド、プライマー、論文、実験結果・試薬情報を一括管理・共有可能

従来個別のツールなどで管理していた、細胞、抗体、プラスミド・cDNA、プライマー、論文、実験結果、試薬などの情報をまとめてすっきり管理できます。研究室のスタッフで情報を共有できるので、研究室(部署)の情報管理に最適です。 下記で紹介するカスタマイズ機能を利用すれば、植物の管理や学会発表のデータ管理などにもご利用していただけます。

研究にあわせて自由にカスタマイズ

細胞・抗体などLabSecretaryで管理できる項目をカスタマイズすることが可能です。また、初期状態では、細胞、抗体、プラスミド、プライマー、論文、実験結果・試薬の管理が可能になっていますが、これらの項目もカスタマイズが可能です。これによって、植物の管理や学会発表のデータを管理するといった使い方も可能になります。

また、Ver.4.0からは新規にメニューを追加できる機能(フリーカスタマイズ機能)を追加いたしました。全く新しい登録フォームを自由にカスタマイズして追加できます。

複数ユーザー対応、誰がどんなリソース(データ)をどこに保管しているかを把握

LabSecretaryでは、複数のユーザーを管理することができます。各ユーザーごとにデータを登録することで、誰がどんなデータをどこに保管しているのかを管理することができます。学生や研究員が卒業・異動で研究室を去った後も、データは保存しておくことができますので、貴重な研究データがなくなったり行方不明になることもありません。また、引継ぎ機能を利用すれば、研究データの引継ぎもスムーズにできます。

増え続ける画像、ファイルもすっきり!(リンク機能で複合管理)

細胞や抗体、プラスミド情報などの各リソースの個別の情報ごとに、画像やファイルを複数登録できます。ブラウザ上で見ることができる画像形式はjpg,gif,png,bmpに加え、tiff形式やPhotoshopのファイルも対応しているので、専用ソフトを開くことなく一覧で直接見ることができます。また、各画像に対してコメントをつけて保存でき、実験結果の評価を残すといったことが可能になります。 登録できるファイルはWord, Excelはもちろん、PDFやPowerPoint等あらゆるファイルに対応しています。

細胞や抗体など各リソースを個別に管理するだけでなく、各情報をリンクさせることによって、より効率的な管理が可能になります。たとえば、ある論文に基づいて培養細胞と抗体を用いた実験を行ったとき、論文と細胞・抗体情報ならびに実験結果をリンクさせることによって、必要な情報を簡単に結びつけて、しっかりと管理することができます。

データのインポート/エクスポート

Excelで管理された各データのインポートや、Pubmedからダウンロードした論文データ、EndNoteで管理された文献情報をLabSecretaryにインポートすることができます。すでにまとまった数のデータを管理されているときにこの機能を利用すれば、簡単にデータをLabSecretaryに登録することが可能です。また、LabSecretaryに登録されたデータをCSV形式やTab区切り形式でエクスポートすることも可能です。論文情報に関しては、さらにEndNote Export形式やMedline形式でもエクスポートすることが可能となります。

論文簡単登録

PubMed IDを入力するだけで論文のタイトル、雑誌名、著者やアブストラクトを自動的に登録できます。さらに、PDFファイルを登録するだけで、論文のタイトル、雑誌名、著者やアブストラクトなども同時に登録する機能も追加されています。PDFファイルを登録すれば論文の本文も自動的に登録され、本文を検索することが可能になります。アドバンスドボタンを押していただければ、同時に5つのファイルが一括登録も可能です。

データバックアップ

大切なデータを守るために、データのバックアップ機能がついています。

セキュリティー機能(Professional版のみ)

IPアドレスによるアクセス制限をかけることができます。ただし、SSL等の暗号化通信には対応しておりません。セキュリティ機能を強化されたい場合は、弊社までご相談ください。

日本語対応

英語だけでなく、日本語を使った登録・検索が可能ですので、誰でも気軽に使用できます。

導入安価

お手持ちのコンピュータをデータ管理用マシンとして用いることができますので、トータルで安価にて導入していただくことができます。

Biomarker版

バイオマーカー探索を行っているユーザ様向けにLab Secretary Biomarker版を発売いたしました。

画面イメージ

必要システム

項目管理用マシンクライアント
対応OSWindows10
macOS 10.15~Mac OS X 10.7
(Windows11、macOS 11以降は動作検証中)
Windows11/10
macOS
タブレット端末 iOS 15.0以上、Android 9.0以上推奨
メモリ最低256MB、推奨512MB最低128MB、推奨256MB
ハードディスク5GB以上※
対応ブラウザChrome、Firefox、Microsoft Edge、Safari
その他CD-ROMドライブ
(本ソフトウェアインストールのため)
USBポート
(製品版において、ライセンス・キー挿入のため)

※ データの容量に依存します。

エディション比較

主な機能機能比較
Standard版Professional版Biomarker版
細胞データ登録・検索checkcheckcheck
抗体データ登録・検索可能可能可能
プラスミド・cDNAデータ登録・検索可能可能可能
プライマーデータ登録・検索可能可能可能
論文登録・検索可能可能可能
実験結果データ登録・検索可能可能可能
血清データ登録・検索不可能不可能可能
組織データ登録・検索不可能不可能可能
特許登録・検索不可能不可能可能
試薬管理・集計機能可能可能可能
掲示板可能可能可能
引継ぎ機能可能可能可能
バックアップ機能可能可能可能
ユーザ数20人まで無制限無制限
データ数50000件まで
(画像・ファイルを含む)
無制限無制限
新規メニュー追加1つ5つ5つ
IPアドレスによるアクセス制限※1不可能可能可能
バーコードによるサンプル管理※2不可能可能可能
登録ユーザーごとのアクセス制限不可能可能可能

※1 SSL等の暗号化通信には対応しておりません。セキュリティをより強化されたい場合は、弊社までご連絡ください。
※2 バーコード機器一式(リーダ、プリンター、ラベル)は含まれておりません。

価格

LabSecretary Ver.5.0本体価格

グレード項目アカデミック価格 (税込) 通常価格(税込)
Standard版1式55,000円165,000円
Professional版1式165,000円495,000円
Biomarker版1式330,000円660.000円

Ver.5.0アップグレード価格

グレード対象製品アカデミック価格 (税込) 通常価格(税込)
Standard版
(Standard→Standard)
Ver3.x 以降
Standard版
27,500円82,500円
Professional版
(Standard→Professional)
Ver3.x以降
Standard版
110,000円330,000円
Professional版
(Professional→Professional)
Ver2.x以降
Professional版
27,500円82,500円

オプション (年間サポート費:購入2年目以降)

グレード項目アカデミック価格 (税込) 通常価格(税込)
Standard版1式11,000円33,000円
Professional版1式33,000円99,000円
Biomarker版1式66,000円132,000円

※ アカデミック価格と通常価格による機能の違いはございません。同じ機能をご利用していただけます。
アカデミック対象機関
※ Standard版からProfessional版へは、差額(Professional価格とStandard価格との差額)でグレードの変更ができます。Standard版で登録したデータを、そのまま使い続けながらアップグレード可能です。
※ 本製品のサポートにつきましては、基本的に年間保守契約となっております。

購入方法

お試し版

よくある質問·FAQ

メディア掲載実績

雑誌や書籍でLab Secretaryの記事が掲載されました。

バイオ研究者が生き抜くための十二の智慧 2013年8月 秀潤社

第2章「試薬・実験データの管理」にて、LabSecretaryを使った研究データの管理について記事が掲載されました。

大学のユーザー様が実際にLabSecretaryを使って研究室内のデータを管理するメリットや、その管理方法を紹介されています。

細胞工学4月号 Vol.32  No.4 2013年4月 秀潤社

第14回「研究室情報管理ソフトは有用か?にて、Lab Secretaryの記事が掲載されました。

東京医科歯科大学のユーザー様が、研究室のプラスミドや抗体などの情報をLab Secretaryを使って管理している内容が紹介されています。

バイオチップ実用化ハンドブック 2010年 エヌ・ティー・エス

第4節 データ解析の基礎 「5. サンプル・試薬・データ管理」にて、Lab Secretaryを使った試薬やデータの管理方法が記載されています。

画像やファイルとともにデータを管理し、さらにバーコードを使って管理する方法などが紹介されています。

アップデート·ヘルプ

サポート

製品購入後のサポートについて

本製品のサポートにつきましては、基本的に年間保守契約となっております。 詳細につきましては、下記までお問い合わせください。また、製品全般に関するお問い合わせ(不明な点、購入方法、価格、導入検討など)もお手数ですが、下記までお願い致します。

開発元

株式会社ダイナコム
千葉県千葉市美浜区中瀬2-6-1
WBG マリブイースト25階
Tel : 043-213-8131
Fax : 043-213-8132

お客様の研究活動や状況に合わせて、LabSecretaryをカスタマイズをして、オーダーメイドの研究情報管理システムを構築します。”もう少し複雑なデータ管理を したい”、”自動計算をしたい”、”他のシステムのエキスポートデータを取り込みたい”といったご要望を実現し、データ管理担当者の負担を軽減します。

  • 予算管理
  • 研究進捗管理(Progress Report管理)
  • 論文輪読会管理(Journal Club管理)
  • 研究室メンバーの業績管理
  • 機器の予約
  • 弁当・お茶代の管理
  • 名簿の管理

*カスタマイズ内容を事前にお客様からヒアリングした後、作成いたします。
*詳細な費用や納期については、個別にお見積もりを行いますので、下記の「お問い合わせ」よりご連絡ください。
折り返し弊社よりご連絡差し上げます。